2024年に4万㎡超、配送サービス拡大図る
郵船ロジスティクスは5月19日、ヘルスケア領域の物流強化に向け、ベルギー・ジャンブルーで2024年に医薬品倉庫を新設すると発表した。
同社グループは欧州でオランダのローゼンダール、ベルギーのアントワープとヘーレンタルス、英ノーサンプトンの計4か所に5万5000平方メートル以上の医薬品倉庫を展開している。
新倉庫は規模が4万平方メートル以上で、医薬品の適正な流通に関する国際基準のGDP認証を取得し、医療・医薬品をはじめとするさまざまな温度管理の商品を取り扱う予定。また、AMR(自律走行搬送ロボット)やAGV(無人搬送ロボット) などの移動ロボットを導入し、業務の効率化を図る。
太陽光発電パネルを設置するほか、電気自動車や自転車の充電スタンドを取り入れるなど、環境負荷軽減を図る。
同社は欧州域内5万地点をカバーする定温混載輸送サービス「Pharma Superhighway」で年間200 万パレット以上の医療・医薬品を取り扱っている。同サービスのハブ拠点を置くベルギーで医薬品倉庫を稼働させ、欧州地域の同サービス強化を目指す。
倉庫外観イメージ(郵船ロジスティクス提供)
(藤原秀行)