大阪ガスグループが物流施設開発に参入へ、第1号案件は三井不動産と共同

大阪ガスグループが物流施設開発に参入へ、第1号案件は三井不動産と共同

5.9万㎡、24年2月竣工予定

大阪ガスグループで不動産事業を手掛ける大阪ガス都市開発と三井不動産は5月26日、大阪市内で物流施設「(仮称)大阪市此花区酉島物流施設」を開発すると発表した。

大阪ガス都市開発としては初の物流施設事業。三井不動産としても、関西圏では初めての物流施設共同開発案件となる。

地上4階建て、延床面積は5万9200平方メートルを計画。着工は2022年12月、竣工は24年2月を予定している。

新施設は大阪市此花区酉島で大阪ガスが所有する土地の一画を有効活用する。大阪駅まで約7キロメートルと大阪都心部へのアクセスに優れている。阪神高速5号湾岸線「湾岸舞洲」出入口まで約3.9キロメートルで、都市部と広域への配送の双方に対応可能。

近隣に競合物件が少なく、大阪シティバスの「常吉一丁目」バス停から徒歩6分と従業者の通勤利便性に強みがあり、人材確保に優位性のあると期待している。

環境負荷低減のため、施設内に太陽光発電設備などを取り入れ、施設共用部で使う電力を賄うことで温室効果ガス排出削減を図る。CASBEE大阪みらい(大阪市建築物総合環境評価制度)に加えて、ZEB認証(Nearly ZEB)、DBJ Green Building認証の取得も予定している。

このほか、ICTを活用した最新のセキュリティシステムの導入、新型コロナウイルス感染症対策として換気性能向上や非接触型エレベーター、サーマルカメラの設置を検討している。


「(仮称)大阪市此花区酉島物流施設」完成イメージ


位置図(いずれも両社提供)

【施設概要】(今後変更の可能性あり)

名称 (仮称)大阪市此花区酉島物流施設
所在地 大阪市此花区酉島五丁目121-2 ほか(地番)
敷地面積 26,830㎡
延床面積 59,200㎡
規模 地上4階建
着工 2022年12月予定
竣工 2024年2月予定

(藤原秀行)

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