入荷検品エリア~格納場所の70メートルを無人搬送
佐川グローバルロジスティクスは1月24日、ZMP製の自律移動可能な台車型ロボット「CarriRo(キャリロ)AD」を千葉県柏市の拠点「東関東支店柏SRC」に今月本格導入したと発表した。
キャリロは最大150キログラムの荷物を搭載可能で、床に敷かれた「ランドマーク」と呼ばれる表示のデータを自動で読み取り、前進や方向転換をする。
昨年12月から試験的に取り入れ、庫内の搬送業務自動化を模索。キャリロに複数のカーゴを接続、牽引する形を取っていた。約1か月間のテストの結果、入荷検品から棚入れまでの搬送時間を1日当たり約3時間(約4キロメートル)減らすことができたという。
現状では入荷検品エリアと格納場所の間約70メートルを無人で搬送している。
複数のカーゴを引っ張るキャリロ(佐川グローバルロジスティクス提供)
(藤原秀行)