ヘリポート付き病院設計や環境アセスメントなどの経験活用、標準化目指す
「空飛ぶクルマ」や物流向けドローンの開発を手掛けるSkyDriveは6月16日、建設コンサルタントの長大、大林組の両社と組み、空飛ぶクルマの離発着場モデル作成に向けたプロジェクトを始めると発表した。
(SkyDrive提供)
空飛ぶクルマの実現には、離発着場の標準化が不可欠。長大は明石海峡大橋や瀬戸大橋、レインボーブリッジなど国内外の橋梁設計を培い、世界の橋梁設計技術をリードする一方、ヘリポート付き病院の設計、環境アセスメントや道路騒音調査など空飛ぶクルマの離発着場構築にもつながる事業を手掛けてきた。
大林組も大手ゼネコンとして国内外で数々の実績を残している。両社の協力を得て、離発着場の標準化を目指す。
SkyDriveは2022年度から開催される「空の移動革命に向けた官民協議会 離着陸場ワーキンググループ(WG)」で空飛ぶクルマのより良い実装のための提言を検討している。長大や大林組が持つ環境、交通システム、設計・施工に関する知見と技術を生かしていきたい考えだ。
(藤原秀行)