ポーラ、海洋プラスチック利用したリサイクルパレットを導入

ポーラ、海洋プラスチック利用したリサイクルパレットを導入

化粧品業界初、5年で全て置き換えへ

ポーラは7月6日、海洋プラスチック(OBP=オーシャン・バウンド・プラスチック)を、より付加価値を高めて別の新しい製品に生まれ変わらせる「アップサイクル」でリサイクルした岐阜プラスチック工業製パレットを7月から物流現場に導入すると発表した。

同社は現在、約1万5000枚のパレットを保有しており、5年で全てのパレットを特製パレットに交換することを目指す。導入が完了すると、バージン材と比較して16万9832キログラム、杉の木で換算すると1万2131本分のCO2排出量削減と、海洋プラスチックごみ約7.5トンの流出防止につながると見込む。

物流資材にOBPを活用したリサイクルパレットを採用するのは化粧品業界では初めてという。

OBPは海岸線から50キロメートル以内の内陸部で正式な廃棄物処理を行っていないコミュニティから収集されたプラスチック素材を指す。


(ポーラ提供)

(藤原秀行)

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