「座間」や「柏Ⅱ」など
GLPは1月31日、グループで開発した日本の物流施設5棟をJリートのGLP投資法人の資産運用を担っているGLPジャパン・アドバイザーズ(GLPJA)に譲渡する計画を発表した。
5棟は▽「GLP座間」(神奈川県座間市)▽「GLP柏Ⅱ」(千葉県柏市)▽「GLP狭山日高Ⅰ」と「GLP狭山日高Ⅱ」(ともに埼玉県日高市)▽「GLP川島」(埼玉県川島町)――。いずれも首都圏に位置し、総延べ床面積は34万2000平方メートルに上る。ファンドの「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャーⅠ」が保有してきた。
GLPJAは5棟の取得に関する優先交渉権を得ている。まず同ファンドから、みずほ証券が関与しているブリッジSPC(特別目的会社)に1月31日付で5棟を一時譲渡。その上で、GLPJAに所有権を移す。優先交渉権の期限は2021年1月末に設定しており、譲渡額は898億円。
ブリッジSPCを活用することで、GLPJAにとっては不動産投資マーケットなどの動向を見極めながら適切なタイミングで取得できるといったメリットがある。
「GLP座間」の外観(日本GLP提供)
(藤原秀行)