在庫データ利用し必要な商品量算出が可能に
アプリやシステムの開発などを手掛けるinfonerv(東京都杉並区)は7月21日、AIを活用したECや小売・卸売業向け自動発注システム「α(アルファ)-発注」と、Hameeが提供しているクラウド(SaaS)型のEC運営支援システム「ネクストエンジン」のAPI連携を開始したと発表した。
ネクストエンジンに登録されているデータを利用して、α-発注が適切な発注リストを自動生成できるようになる。通常は発注担当者が商品ごとにデータを集計し、時間をかけて発注リストを作成する必要があるが、データ集計から分析、発注リスト作成まで完全に自動で完了することが可能になり、発注業務の効率改善やミス防止に役立つとみている。
(infonerv提供)
連携機能は両ツールと契約しているユーザーが対象のサービスで、利用には事前申請が必要。
α-発注は東京大学の研究者チームが開発したAIを活用。2021年5月にサービスの提供を開始し、化粧品やアパレル、家具、雑貨や小物など幅広いジャンルで導入が進んでいる。
(藤原秀行)