ANAグループと東急グループ、「産直空輸」で連携強化

ANAグループと東急グループ、「産直空輸」で連携強化

希少性高い農・水・畜産物の首都圏販売を拡大へ

ANAホールディングス(HD)と東急、東急ストア、日本産直空輸は7月25日、各社が連携し、旅客機の貨物スペースを活用した航空のスピード輸送と、産地や地上配送、小売店の連携による新しい流通「産直空輸」での販売を拡大すると発表した。

ANAグループ、東急グループ、日本産直空輸は3月から「産直空輸」での販売連携を開始し、これまでボイルほたるいかや白えびなど水産物を取り扱ってきた。連携強化により、東急ストア54店舗をはじめ、今後は東急百貨店、東急ホテルズの店舗でも販売。東急ストアでは全国の美味しい、とれたての「鮮度」にこだわった農産物、水産物や、希少性の高い畜産物の販売を拡大する。


(プレスリリースより引用)

新型コロナウイルスの感染拡大で、消費者が自宅で美味しいものを体験するなど消費行動に変化が見られるのに対応する。

連携強化の第1弾として、7月29~30日の2日間、東急ストアが展開するプレッセプレミアム東京ミッドタウン店で「産直空輸」イベントを開催し、朝採りとうもろこしや朝水揚げするめいかなどの農・水・畜産物を約30アイテム販売する。

「産直空輸」連携強化の詳細について

(1)各社の役割

(2)これまでの東急ストアとANAグループ、日本産直空輸との「産直空輸」実績
2022年3月より複数の東急ストア店舗で販売した、富山県産「朝獲り朝ゆでボイルほたるいか」は特に好評を博したため、東京・神奈川を中心に多くの店舗で2カ月以上販売を続けた。

(3)「産直空輸」による漁獲から販売までの具体的な流れの例 ※朝獲り朝ゆでボイルほたるいかの例
従来、出荷から店舗陳列までに数日かかっていた流通時間を「産直空輸」により大幅に短縮することで、全国のこだわり食材を抜群の鮮度で販売する。
鮮魚の場合、これまで水揚げの翌日や翌々日に首都圏に届いていたものを、朝に水揚げした魚を鮮度の高い状態で当日店頭に並べ、消費者に提供が可能。また、既存の流通では実現できなかった産品、首都圏ではなかなか出回らない希少品や、地方のみで流通していた逸品なども扱うことができる。

(藤原秀行)

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