郵船ロジスティクス、千葉・成田で航空貨物の3温度帯管理可能な新物流拠点を9月開設

郵船ロジスティクス、千葉・成田で航空貨物の3温度帯管理可能な新物流拠点を9月開設

空港から車で10分と至近、GDP 準拠の医薬品専用ターミナルもオープンへ

郵船ロジスティクスは8月25日、千葉県芝山町で新たな物流拠点「成田第2ロジスティクスセンター」を9月1日に開設すると発表した。

旺盛な倉庫需要に対応するのが狙い。成田国際空港から車で約10分と至近。倉庫面積は約3900平方メートルで、冷凍庫(マイナス20度)、冷蔵庫(プラス5度)、中温庫(プラス20度)の温度管理が可能。一般航空貨物や保冷貨物などに対応し、貨物搬入は9月12日に始める予定。

AEO届出保税蔵置場として登録を予定しているほか、BCP対策として非常時でも電源が確保できる体制を整備。貨物を安全に管理するため、国際貨物取り扱いの保安安全基準「TAPA認証」の最も高い保安基準「CLASS-A」の取得を目指す。

2023年4月には同施設内で医薬品の適正な流通に関する国際的基準GDP に準拠した医薬品専用のターミナルをオープンさせるほか、グローバルでGDPネットワークの拡大に向けて取り組み、GDP認証・準拠体制は世界27カ国・地域、計48拠点に達する見通し。

最新のパッシブコンテナへの梱包を行うほか、IATA(国際航空運送協会)の医薬品航空輸送に関する品質認証「CEIV Pharma認証」の適用範囲拡大を目指し、高度なグローバル品質基準でテーラーメイドの物流サービスを提供する。


(いずれも郵船ロジスティクス提供)

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事