2万㎡のBTS型、定温倉庫の仕様採用
東京ガスグループの東京ガス不動産は5月13日、横浜市磯子区で開発を進めてきた物流施設「スタリア磯子」が3月末に竣工したと発表した。
地上4階建てのボックス型で、延床面積は約2万㎡。BTS型施設として設計しており、テナントの要望を踏まえ、倉庫・荷さばきスペースの合理的な配置や、入出庫動線の最適化を図っている。具体的なテナントの名前は開示していない。
同社が単独で開発した物流施設が竣工したのは初めて。
首都圏臨海部に位置し、首都高速湾岸線の磯子出入口より約1.3km。港湾エリアや市内主要物流拠点へのアクセスに強みを持ち、幹線道路も利用しやすいことから、都市内配送と広域配送の双方に対応できると見込む。

1階に18台対応の片面トラックバースを整備。外観の意匠は、横浜港の「みなと色彩計画」に準じ周辺施設と調和の取れた色彩としながら、独自性と上質・安心・信頼を感じさせるグリッドデザインを取り入れている。
各階の有効階高5.5m、床荷重2.0t/㎡と標準的な機能を持たせ、昇降設備は荷物用エレベーター・垂直搬送機・乗用エレベーター各2基を配置。円滑な上下階動線を確保している。
ラウンジ、屋上テラス、ドライバー休憩室、屋外のベンチの設置など、共用スペースを充実させ、快適で利用しやすい就業環境の確保に努めている。
1階にはリボリューションファンを2基設置し、空間全体に大きな気流を作り、結露の抑制や気流感による就業者の夏季の体感温度の低減に寄与することを狙っている。
1階と4階には泡消火設備を導入し、指定可燃物の保管にも対応可能。2階・3階は定温倉庫の仕様を採用し、2階は10℃帯、3階は20℃帯で運用できる。

2階 定温倉庫内部

トラックバース

4階 倉庫内部
東京ガスグループが推進する「脱炭素」「最適化」「レジリエンス」の価値提供に注力。東京ガスエンジニアリングソリューションズが手掛ける太陽光発電ソリューション「ソーラーアドバンス」を導入し、再生可能エネルギーを活用する。環境認証ではZEBを取得する予定。
災害時にも事業継続が可能となる設備計画・インフラ設計とし、35時間稼働する非常用発電機を配備している。

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物件概要
| 物件名称 | スタリア磯子 |
| 所在 | 神奈川県横浜市磯子区新磯子町30番8の一部 |
| 交通 |
・■電車:JR京浜東北根岸線「磯子」駅より約1.3km(徒歩16分) ・■自動車:首都高速湾岸線「磯子」出入口より約1.3km |
| 敷地面積 | 9,909.26㎡ |
| 延床面積 | 20,234.17㎡ |
| 構造・階数 | S造4階建て |
| 設計・施工 | 大末建設株式会社 |
| スケジュール | 2025年1月着工、2026年3月末竣工 |
| 事業主 | 東京ガス不動産株式会社 |
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用












