【現地取材】大和ハウス、関西内陸の大阪・茨木で11.6万㎡のマルチテナント型物流施設竣工

【現地取材】大和ハウス、関西内陸の大阪・茨木で11.6万㎡のマルチテナント型物流施設竣工

伊丹空港から20km圏内、フロアの8割でテナント内定済み

大和ハウス工業は9月7日、大阪府茨木市の彩都エリアで竣工したマルチテナント型物流施設「DPL茨木北」を、メディア関係者に公開した。同社は需要が伸びている関西の内陸部に位置し、住宅地に近く労働力確保も見込めることなどから、優位性のある物流施設と強調している。

大和ハウスとグループのフジタが開発した約26万平方メートルの産業団地「茨木北テクノタウン」内に立地。地上5階建て、延床面積は11万5772平方メートルで、総事業費は約270億円。最大10社のテナント企業が利用可能な設計としており、現時点で1社が約8割を利用することが固まっているという。


「DPL茨木北」の外観(大和ハウス工業提供)


ダブルランプウェイ


最上階の倉庫スペース


一方通行の車路

新名神高速道路の茨木千提寺ICから約1.6キロメートル、名神高速道路の茨木ICから約6.4キロメートル。近畿エリアから西日本エリアまで広域をカバーできると見込む。大阪伊丹空港からは20キロメートル圏内にあり、航空貨物の取り扱いにも強みを持つ。

免震システムを導入し、BCPのニーズに対応。従業員の働きやすさを確保するため、ママスクエアと連携し、施設内に従業員専用の保育所を開設しており、最大10人を受け入れられる。


最上階のラウンジ。窓を大きくするなど開放感を持たせている


周辺の産業団地


ママスクエア運営の保育所


安全に配慮した園庭

(藤原秀行)

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