はぴロジとCBcloud、新たな配送サービス「コネット便」提供へ協業開始

はぴロジとCBcloud、新たな配送サービス「コネット便」提供へ協業開始

EC時代の物流ニーズに対応するオープン型、22年中に東京23区中心でスタート開始目指す

シーアールイー(CRE)子会社でeコマースの出荷業務効率化をサポートするシステムを展開しているはぴロジとCBcloudは9月9日、3PL事業者とともに、物流拠点やラストマイル配送など、両社が強みを持つ分野のリソースとノウハウを相互に活用し、EC時代の物流ニーズに対応するオープン型のラストマイル配送サービス「コネット便」の提供開始に向け、基本合意書を締結したと発表した。

荷主企業のWMS(倉庫管理システム)と連携し、高い配送品質を担保しつつ柔軟なリードタイムで集荷やラストマイル配送を実現する。コネット便は2022年中に東京23区を中心とする首都圏で提供開始を目指す。23年以降は首都圏1都3県と大阪・名古屋など地方主要都市にエリアを広げていくことを視野に入れている。

ECの利用増加で今後もラストワンマイル配送の需要が伸びると見込まれるものの、物流業界は慢性的な人手不足や生産性向上が課題となっているのに加え、トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」への対応も迫られている。燃料価格高騰もあって、安定的かつ持続的な配送サービスの提供が困難となっている。

さらに消費者の消費行動変化、通信テクノロジーの進化、少子高齢化、働き方の多様化などから持続性の高いラストマイル配送インフラを求める声が大きくなっていることを踏まえ、両社は物流課題の解決と荷主のニーズを叶える次世代型EC物流サービスを提供するため、相互の知見を活用して協業することで合意した。

2022年中に東京23区を中心とする首都圏に向けて「コネット便」の提供を開始し、2023年以降に一都三県ならびに大阪・名古屋など地方主要都市へのエリア拡大をしてまいります。

(藤原秀行)※いずれも両社提供

その他カテゴリの最新記事