グローバルでも利用、24年1月竣工見込む
日本GLPは9月16日、シャープから購入した大阪府堺市堺区の用地で、延床面積約9万3000平方メートルの先進的物流施設「GLP SJL堺」を開発すると発表した。
鴻海（ホンハイ）グループでグローバルに物流関連業務と物流ソリューション業務を展開するJusda Supply Chain Management（ジャスダ・サプライチェーン・マネジメント、JUSDA）と、JUSDAがシャープと合弁で設立した物流ソリューション企業のシャープジャスダロジスティクス（SJL）、日本GLPの3社で組成したJV（ジョイントベンチャー）が開発主体となり、竣工後はSJL社の専用施設として稼働する。
2022年12月の着工、24年1月の竣工を予定しており、投資総額は約180億円を見込む。
JUSDAは中国でもGLPの施設を利用している。日本のニーズを満たすパートナーとして日本GLPとの連携を図る。SJLは「GLP SJL堺」を新たなディストリビューションセンターとして活用し、物流オペレーションを一層効率化させる計画だ。
施設の特徴として、垂直搬送機の増設や床荷重増強など顧客のニーズを取り入れた最適な設計プランに加え、人感センサー付きLED照明なども積極的に取り入れる計画を進行中。開発の持続可能性を高めるとともに、顧客へのコミットメントの一環としてESGに取り組み、Green Building認証のCASBEEやZEB取得、太陽光発電設備の設置を予定している。
阪神高速4号湾岸線と阪神高速6号大和川線の三宝JCTから約3.5キロメートルに立地し、輸配送拠点の大阪南港からも約10 km、配送業者の営業所も近接することから、物流拠点としてアクセスに優れています。
「GLP SJL堺」外観イメージ
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「GLP SJL堺」鳥瞰イメージ（いずれもプレスリリースより引用）
■施設概要
施設名：「GLP SJL堺」
所在地：大阪府堺市堺区匠町１
敷地面積：約50,000㎡
延床面積：約93,000㎡
構造：地上4階建て、S造
着工：2022年12月
竣工：2024年1月
認証取得：CASBEE（新築）認証（予定）、ZEB認証（予定）
（藤原秀行）
