全体でも32カ月連続プラス
ヤマト運輸が10月6日公表した9月の小口貨物取扱実績によると、宅急便全体で前年同月比3.4%増の1億8396万9141個となった。2020年2月以来、32カ月連続で前年同月実績を上回った。
新型コロナウイルスの感染拡大や生活様式の変化に伴うEC利用の普及が取扱量を押し上げている。
内訳は、住戸のポストに入る小型の「ネコポス」が9.3%増の3528万6580個。15年の取り扱い開始以降、好調が続いている。
宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計も2.1%増の1億4868万2561個で、3カ月続けてのプラス。
企業がメーンのクロネコDM便は8.0%減の6792万7766冊と、宅配とは対照的に不振が際立っている。
(藤原秀行)