ドローン・ジャパンなど、「レベル4」解禁に対応
ドローン関連事業を手掛けるドローン・ジャパンと携帯電話通信のエリア拡大・品質向上をサポートするブルーストーンリンクアンドサークルは10月31日、携帯電話用のLTE通信を使用したドローン飛行を行う事業者・ユーザー向けに、上空でLTE通信の状況を確認するサービス「そらつながる（SORA TSUNAGARU）」を始めたと発表した。
政府がドローンの免許制度や、人口密集地上級をドローンが目視外飛行する「レベル4」の解禁を準備している中、今後ドローンの通信手段としてLTEを使用する機体が増加すると予想。特に長距離物流や監視での目視外飛行を行う際には、事前に飛行する経路で上空での通信が可能かどうか調査を行う必要があるため、従来の調査方法よりもさらに総合的な通信状況の評価が可能なサービスとして「そらつながる」を展開する。
これまでの上空のLTE通信状況を確認する方法は、測定器と実機体のいずれか1つを利用することが一般的だったが、「そらつながる」は実機体に測定器を搭載し、同時に両方の通信状況を調査。どちらか一方だけでは信憑性に欠ける点を補完し合うことで、総合的に通信状況を確認できると見込む。
機体は特別にLTE通信と直接波通信が可能な機体を用いることで、LTE通信がロストした場合でも機体の落下を回避できるようにしている。
機体写真。下部に測定器が入ったケースを搭載
リポートのイメージ図
動画リポートのイメージ図
＜サービス内容＞
・飛行ルート案に基づいた調査個所の選定
・代替ルートの提案（元ルートの通信環境が良くない可能性がある場合）
・電波調査飛行の実施
・結果レポートの提出（PDF、必要に応じ動画レポート）
＜諸条件＞
・対応機種：ACSL社製（PF2、PF2-AE、AirTruck） ※今後拡大予定
（藤原秀行）※いずれもドローン・ジャパンとブルーストーンリンクアンドサークル提供
