需要高まる大阪内陸部に開発、23年12月末竣工へ
大和ハウス工業は11月14日、大阪府東大阪市でマルチテナント型物流施設「DPL東大阪」(地上6階建て、延床面積2万3576㎡)を開発すると発表した。最大2社が入居可能な設計とする予定。竣工は2023年12月末を計画している。
外観イメージ
近畿圏はEC関連の物流量増加を受け、マルチテナント型物流施設の需要が堅調に推移しているのに対応。大阪府内は、南港や天保山などの湾岸地域で物流施設開発が進んでいたのに加え、近年は拠点の分散化や都心への交通利便性の高さから、内陸部で需要が高まっているのを重視した。
阪神高速道路13号東大阪線の中野出入口から約600mに立地し、近畿道にも近接。大阪市内への配送にとどまらず、近畿全域の輸送拠点としても機能するとみている。
神戸市内まで車で約50分(約45km)、京都市内まで約50分(約45km)、奈良市内まで約30分(20km)と想定している。
周辺地図(いずれも大和ハウス工業提供)
東大阪市は大阪府の中でも、大阪市や堺市に次いで人口が多く、雇用確保にも強みがあると見込む。近鉄けいはんな線の荒本駅まで徒歩15分(約1.2km)で、2029年には大阪モノレールの延伸に伴い、「(仮称)荒本駅」が新設される予定。
■建物概要
名称:「DPL東大阪」
所在地:大阪府東大阪市菱江3丁目15-60
交通:阪神高速道路13号線東大阪線「中野出入口」から約600m
敷地面積:7,940.72㎡(2,402.06坪)
建築面積:5,314.45㎡(1,607.62坪)
延床面積:23,576.85㎡(7,131.99坪)
構造・規模:鉄骨造 6階建て
建築主:大和ハウス工業株式会社
設計:株式会社淺沼組
施工:株式会社淺沼組
着工日:2022年11月15日
竣工予定日:2023年12月31日(予定)
入居開始日:2024年1月8日(予定)
(藤原秀行)