出荷作業の人手と在庫エリアスペースの4割減を達成
三菱商事などが出資し、物流向けロボットサービス「Roboware(ロボウェア)」を手掛けるGaussy(ガウシー)は11月16日、同サービスでLIXILの筑波工場(茨城県つくば市)がインド発祥の物流ロボットシステム開発メーカーGreyOrange(グレイオレンジ)製棚搬送型ロボット「Ranger(レンジャー)GTP」を5台提導入した成果を発表した。
Gaussyはロボットの性能向上、移動棚の大型化、制御システムのクラウド化を実現することで、従来の自動化に比べて小規模の導入が可能となり、費用対効果の最大化を図っていく方針。
LIXILは人手不足や生産性向上、在庫スペース確保や作業煩雑化に伴う作業員負荷増大といった課題に直面。今年3月にRanger GTPを導入したことでアフターサービス部材などの出荷作業に要する人手を約40%減らすとともに、在庫エリアスペースも40%削減し、空いたスペースを付加価値創出のために使えるようになった。
(藤原秀行)※写真はいずれもGaussy提供