近鉄エクスプレス、成田空港で医薬品航空輸送の品質認証「CEIV Pharma認証」取得

物流サービス強化狙い

近鉄エクスプレスは11月22日、成田国際空港で医薬品の航空輸送に関する国際的な認証基準「CEIV Pharma認証」を11月16日付で取得したと発表した。

同認証は国際航空運送協会（IATA）が策定した品質認証制度。医薬品物流の品質認証「GDP」の基準にも適合し、安全性・セキュリティ・コンプライアンス・効率性を確保することで、高い輸送品質を保ったサプライチェーンを構築することを目的としている。

成田国際空港を運営する成田国際空港株式会社（NAA）は同認証の共同取得に向け、2019年9月に航空フォーワーダーらで「成田空港コミュニティ」を結成。21年3月までに8社が取得済み。

近鉄エクスプレスは21年7月に認証取得アプローチを開始した同コミュニティの第2弾に参加し、NAAの支援を受けて近鉄エクスプレスを含む6社の参加企業と認証取得に向けたトレーニングなどを共同で展開してきた。

近鉄エクスプレスはグループの品目別成長戦略のコアインダストリーの1つにヘルスケア分野を据えており、同認証取得で医療・医薬品物流サービスを強化していきたい考え。

（プレスリリースより引用）

（藤原秀行）