インタツアー調査、「関心持ってもらう施策が必要」と指摘
学生の就職活動支援などを手掛けるインタツアーは12月5日、2023~26年に卒業する大学生を対象とした「業界別志望度・関心度調査」の結果をまとめた。
調査対象とした19業界のうち、志望度が高かったのは「IT・ソフトウェア・情報処理」(30.3%)や「広告・出版・マスコミ」(25.3%)、「食品メーカー」(21.8%)が並んだ一方、志望しない業界は「介護・福祉」(46.1%)、「建設・建築」(26.1%)が上位を占めた。
志望、非志望がともに少ない「無関心」業界は「その他メーカー」「インフラ」「物流」などが挙がった。インタツアーは「志望度の高い業界は業界についての理解度も高く、業界自体に関心を持ってもらうための施策が必要」と指摘している。
学生に志望する業界を3つ挙げてもらったところ、「物流」を選んだのは4.9%で、「建設・建築」(3.3%)、「小売」(4.4%)、「介護・福祉」(4.4%)に次ぐ低さだった。
一方、志望しない業界も3つ聞いた結果、「物流」は13.0%で上から9番目とちょうど真ん中あたりに位置した。
「志望」「志望しない」のいずれにも選ばれなかった比率を合算した結果、「無関心度」が最も高かったのは「その他メーカー」(83.2%)で、「インフラ」(82.7%)、「物流」(82.1%)、「小売」(80.8%)などが続いた。
『23・24・25・26卒生対象 業界別志望度・関心度調査』
調査機関:株式会社インタツアー
調査対象者:23・24・25・26卒大学生
調査母数:14,723名(文系学生13,166名、理系学生1,557名)
回答数:941名(23卒 214名、24卒 493名、25卒 173名、26卒 61名)
調査方法:『インタツアー』マイページまたはSNS経由によるWebアンケート
調査期間:2022年9月13~20日
(藤原秀行)※グラフはインタツアー提供