JR貨物、アサヒビールのモーダルシフトで酒類輸送を開始

JR貨物、アサヒビールのモーダルシフトで酒類輸送を開始

年間トラック2500台とCO2800トン削減と効果強調

 JR貨物は2月22日、アサヒビールが製造したアルコール飲料の鉄道貨物輸送を今月13日に開始したと発表した。同社のモーダルシフトに対応した。

 週2回、東京の隅田川駅から新潟の新潟貨物ターミナル駅まで輸送。取り扱うのはアサヒビールのRTD(缶酎ハイなど)や洋酒、ワインなどで、1回当たり12フィートコンテナ5個分(25トン)を輸送する。今後、輸送量の拡大を検討している。隅田川駅構内にある日本運輸倉庫の「隅田川IPCセンター」も併せて活用している。

 JR貨物は鉄道輸送へのモーダルシフトに伴い、長距離トラックの運行を年間約2500台分減らせるとともに、CO2排出量も約800トン(従来比約32%減)抑えられると試算。積み込み作業の効率化や空コンテナの有効活用促進も見込む。

(藤原秀行)


今回の鉄道輸送のスキーム(JR貨物提供)※クリックで拡大

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