全体でも34カ月続けてプラス
ヤマト運輸が12月6日公表した11月の小口貨物取扱実績によると、宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計は前年同月比3.3%増の1億6860万1573個で、5カ月続けてプラスとなった。
住戸のポストに入り、ECやフリーマーケットに使われることが多い小型の「ネコポス」も8.8%増の3455万6869個。2015年の取り扱い開始以降、堅調な伸びが持続している。
新型コロナウイルスの感染拡大や生活様式の変化に伴うEC利用の普及が取扱量を押し上げる状況が持続している。
宅急便全体の実績は、10月分から公表していないが、ロジビズ・オンラインが昨年公表の前年同月実績と比較したところ、4.2%増の2億315万8442個。20年2月以来、34カ月連続で前年同月実績を上回ったとみられる。
企業がメーンのクロネコDM便は0.4%減の7229万7233冊と、宅配とは対照的にさえない動きが続いている。
(藤原秀行)