不振から持ち直し
日本郵便が12月28日発表した11月の郵便物・荷物の引受物数によると、荷物のうち宅配の「ゆうパック」は前年同月比2.0%増の8597万6000個だった。2カ月続けて前年実績を上回った。
ゆうパックのうち、住宅のポストに入る小型荷物に特化し、ECの商品発送に多く使われている「ゆうパケット」は5.5%増の3600万個で、5カ月連続のプラス。
競合するサービス「ネコポス」を取り扱うヤマト運輸がフリーマーケット(フリマ)ユーザー向けの料金値下げに踏み切ったことなどから不振だったが、持ち直しが続いている。
「ゆうメール」は12.8%減の2億8563万2000個。郵便物全体は5.7%増の11億7358万7000通だった。
(藤原秀行)