関西~九州を中継、長距離輸送確実に実施図る
業務用野菜の卸大手デリカフーズホールディングスは1月11日、傘下の事業会社デリカフーズが広島県坂町に新たな物流拠点「広島センター」を開設すると発表した。
外部倉庫約325坪を賃借し、今年4月に営業を開始する予定。投資額は改修費用などで約2.5億円。野菜の冷蔵包装や仕分けを手掛ける。
デリカフーズとしては中国地方で初の物流拠点となる。トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」などを考慮し、中国地方に物流拠点を置き関西と九州の両地区の中継基地として運用。商品輸送を確実に行えるようにしたい考え。
デリカフーズHDは現行の中期経営計画に、直営の物流施設や工場を24年までに20カ所まで拡充する方針を盛り込んでいる。今後や関東や関西でも物流拠点の整備を検討する見通し。
(藤原秀行)