国内2カ所目、23年6月稼働開始予定
アイリスオーヤマは1月30日、新富士裾野工業団地内（静岡県裾野市）の土地と建物を取得、飲料水の生産・物流拠点「富士裾野工場」を新設すると発表した。
同日付で裾野市と立地協定、防災協定を締結した。工場の稼働開始は2023年6月の予定。
協定を締結したアイリスオーヤマ・大山健太郎会長（左）と裾野市・村田悠市長
アイリスオーヤマは2021年2月、静岡県小山町で「富士山小山工場」の一部を改修して飲料水事業に本格参入。今回新設する富士裾野工場は天然水と強炭酸水の生産設備を導入、順次生産を開始する。富士小山工場の生産分も合わせて、前年比約2.5倍の供給体制に移行し、飲料水事業の拡大を図る。
富士裾野工場の敷地内に平置きの物流倉庫を新設し、物流・保管能力を強化。災害時も飲料水などの物資を迅速かつ円滑に提供できる体制を構築する。新工場の取得・稼働に伴い、静岡県内で約300人を優先採用するとともに、同県に移住して当工場に勤務する従業員に対しては引っ越し費用の補助などの支援を実施する。
■富士裾野工場 飲料水生産概要
（藤原秀行）※写真はアイリスオーヤマ提供
