ハコベルとenstem、スマートウォッチなど使ったドライバーの安全・健康維持サポートを開始

ハコベルとenstem、スマートウォッチなど使ったドライバーの安全・健康維持サポートを開始

生体データ活用、危険な兆候を通知

ハコベルとスマートフォンを使った個人の体調管理支援などを手掛けるenstem(エンステム、東京都中央区入船)は2月1日、運送会社や個人ドライバーを支援する「ハコベルサポーターズプログラム」で、enstemが取り扱っている、ドライバーの安全と健康を守るサービス「Nobi for Driver」の提供を開始したと発表した。

ハコベルは2022年10月、荷主企業や運送会社、個人ドライバー、その他ステークホルダーが利用できる「ハコベル サポーターズプログラム」を開始。配送の担い手不足が予測されている中で重要性が高まる中小規模の運送会社や個人事業主のドライバーに向けて配送に必要となる燃料や車両・配送資材の調達環境の整備、運送関係者の経営や労働環境を支援している。

ドライバーの安全と健康をサポートし、交通事故を防止できるサービスを提供することにより、安心できる労働環境の提供につながると判断。ドライバーの生体データを生かすことにした。

enstemの提供する「Nobi for Driver」は専用スマートウォッチをドライバーが身に着けるだけで、運転前から運転終了まで危険抑制やリアルタイムに危険な兆候の通知などを行う。データが蓄積されることにより、ドライバーごとにAIがアラートの基準値を最適化するのが特徴。

単独で仕事をすることが多いドライバーは、体調不良に気づいてもらえないこともあるため、「Nobi for Driver」の提供を通じて、多くの運送会社・ドライバーにとって安心して業務に専念できるようにするとともに、ドライバーの体調管理が可視化できるようにして安全で健康な労働環境の整備を後押ししていく構え。


「Nobi for Driver」の概要

利用はドライバー1人に専用スマートウォッチ、スマートフォンが1台ずつ、管理者用にPCがそれぞれ必要。専用スマートウォッチは初期費用に購入料金および手数料を含む。スマホに専用アプリをインストールする。ハコベルを利用している運送会社・ドライバー向けに、各機能を特別価格で提供する。

(藤原秀行)※写真はハコベルとenstem提供

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