東京建物、千葉内陸で自社初開発の物流施設が竣工

東京建物、千葉内陸で自社初開発の物流施設が竣工

3.99万㎡、国道16号と東関道の結節点に立地

東京建物は2月28日、自社ブランドの物流施設「T-LOGI(ティーロジ)」シリーズとしては9件目、千葉内陸エリアでは初となる「T-LOGI千葉北」が千葉市花見川区で竣工したと発表した。

地上4階建て、延床面積は3万9883㎡。


施設外観。上:建物東側(エントランス付近) 左下:建物北側(スロープ~2階部分) 右下:建物エントランス

首都圏の大動脈・国道16号と成田空港、都心部をつなぐ東関東自動車道の結節点となる千葉北ICから約2.9㎞、千葉県を横断する京葉道路の武石ICから約4.1㎞に位置。首都圏広域配送に加え、都心配送にも高い優位性を持っているとみている。

成田空港(約30分)、東京港(約38分)、羽田空港(約40分)といった首都圏の主要物流インフラにもアクセスしやすいのが特徴。

敷地形状を有効に活用し、敷地の入口と出口を分離させトラック動線を一方向に限定。トラック同士の交錯を防ぎ、効率的な入出荷を可能にしている。倉庫内の柱スパンは縦横10m以上(一部13.5m以上)を確保、効率的な商品保管を後押しする。

1、2階のトラックバースに計36台のトラック接車が可能、効率良く積み下ろしできる設計を採用している。通過交通型から
在庫保管型まで顧客の幅広いニーズに対応できるよう配慮している。

他のT-LOGIシリーズと同様に、屋上に設置した太陽光パネルで生み出した電力を商用電力と併せて施設内で自家消費する予定。余剰分は一般送配電事業者の送配電網を使い、東京建物が所有する施設に「自己託送」で送電、再生可能エネルギーを余すことなく活用できるようにする。

環境に配慮した施設として「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクの『ZEB』認証と「CASBEE※4」Sランクの取得を予定している。

■施設概要

物件概要 所在地 千葉県千葉市花見川区犢橋町1652番3他(地番)
交通 東関東自動車道「千葉北」IC 約2.9km 京葉道路「武石」IC 約4.1km
JR 総武線「新検見川」駅 バス約30分 京成本線「八千代台」駅 バス約25分
敷地面積 約17,789㎡(約5,381坪)
延床面積 約39,883㎡(約12,064坪)
規模 地上4階
形状 4層スロープ(1階/2階片側バース)
設計・施工 坪井工業株式会社
構造 S造
耐震区分 耐震
着工 2021年9月
竣工 2023年2月
倉庫仕様 プラットフォーム 1階/2階:高床式1.0m
梁下有効天井高 各階5.5m
柱スパン 10.0m(W)×10.4m(D)
床荷重 各階1.5t/㎡
ドックレベラー 各階4基
バース数 35台(40ft)+1台(8t対応)
駐車場 普通車計65台(管理用3台)

【位置図】

(藤原秀行)※いずれも東京建物提供

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