【独自取材】「ジャパンドローン2019」、過去最大規模で13日開幕

【独自取材】「ジャパンドローン2019」、過去最大規模で13日開幕

国内外から出展企業・団体220超、1万5000人の来場目指す

JUIDA・鈴木理事長インタビュー記事:「2019年は『ドローン飛躍元年』目指す」と決意

国内随一のドローン(小型無人機)に関する国際展示会「ジャパンドローン2019」が3月13~15日、千葉市の幕張メッセで開かれる。

ドローンの産業利用促進を目指している日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とコングレ、スペースメディアジャパンの共同開催で、4回目となる今年は国内外から昨年の約1・5倍に相当する過去最大の220余りの企業や団体が出展。最新の技術やソリューションがお目見えするほか、ドローンに関する最新情報を多岐にわたって発信する予定だ。会期中に1万5000人の来場を目指している。

主催者を代表し、JUIDAの鈴木真二理事長(東京大大学院教授)に今年のジャパンドローンの特色などについて聞いた。


ジャパンドローン2019の内容を解説する鈴木理事長

よりBtoBに特化、ビジネスマッチングの機会も提供

―今年で4回目となるジャパンドローンですが、今回の特徴は?

「出展されるブースが昨年から大幅に増え、私たちも大変驚いています。非常に大きな展示を出される企業もあり、昨年よりさらに中身が濃い展示会にできるのではないかと期待しています」

「展示の中でも機体の数は昨年とほぼ同規模なのですが、それに加えてカメラやソフトウエアといった周辺技術やドローンを活用した新たなサービスについての出展が大変増え、バラエティーに富んでいます。また、前回までは土曜日にも開催していたのですが、よりBtoBに特化しようと考えて今回は平日の3日間としました。さらに例年は開催時期が3月の年度末に差し掛かっていたので、いろいろなご要望を踏まえて今回は前倒しで早めの開催としました」

―初開催の16年からの歩みを振り返ると、ドローンの認知が非常に広がってきたように感じます。

「普及は着実に進んでいると思いますね。最初のころは、ドローンとはいったいどんなものなのだろう?と思って見に来られている方が多数いらっしゃいました。一般の方々も含めてドローンを知っていただくことを重視していましたが、今では他の展示会でも普通にドローンを見られるようになってきました。最近のジャパンドローンはビジネス目的で来場される方がほとんどです。そのため、展示会の性格をより明確に打ち出そうということで、今回はよりBtoBにシフトした展開とさせていただきました」

「新たな試みとして、ビジネスマッチングの機会を設けます。新たに導入した来場登録システムでは、登録時にお目当ての出展者と商談の予約ができるようにしましたし、会場内では商談コーナーも設置します。多くの方々がドローンをビジネスに活用したいとはっきりした目的意識を持って来場されますので、われわれとしてもそうした声にお応えしていきたい。スムーズにマッチングできるよう努めていきます」


昨年の会場の様子(ジャパンドローン専用サイトより引用)

「空飛ぶ車」で米キティホークや仏エアバスのキーパーソン登場

―ジャパンドローンは出展に加え、毎回情報発信に積極的なことも大きな特徴だと思います。今年はどのようなことを予定していますか。

「今回はドローンと同様に『空飛ぶ車』への関心が非常に大きいので、“空飛ぶタクシー”を構想されている米キティホークや、空飛ぶ車の実現に取り組まれているフランスのエアバス社のキーパーソンに、最新の動向について講演いただく予定です。ドローン物流に関してはJD.com京東の方が登壇され、取り組み状況を説明していただきます。非常に多彩なキャリアをお持ちの方々が登場されます」

「新たな企画として、ドローン操縦の資格を取得されている方々向けの特別講座を開きます。空撮や電波、運行管理などに関する専門家が豊富な知識と自らのご経験を織り交ぜて授業されるという非常にクオリティーが高い講座になります。他にも、ドローンを活用した新たなビジネスのアイデアを競い合うコンテスト『DRONE Business Challenge PLUS+』といったイベントを予定しています。ぜひご期待ください」

―昨年は大規模な災害が頻発し、ドローンを被災状況の把握などに使おうとする動きが広がっています。ジャパンドローンではどう取り組みますか。

「防災は非常に重要な視点なので、多くの展示がされる予定です。また、世界で初めてドローンによる人命救助を成功させたオーストラリアのリッパーグループからもUAV(無人飛行機)を人道・緊急・救助目的でどのように活用されているかについてお話いただきます。非常に興味深い内容です」

―来場される方へのメッセージをお願いします。

「今回はスペースが若干昨年より狭くなってしまいますが、その分展示や各種講演、セミナーなどが密接につながり合っています。BtoBに関しても最新情勢などに関して直接お話を聞けるような環境を整えていきますので、ぜひ目的意識をお持ちになってお越しください」


昨年の展示会でブルーイノベーションが実施した、独自の形態をした点検用ドローンのデモフライト

(藤原秀行)

ジャパンドローンの詳細なプログラムなどはコチラから

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