アレルギーや糖質カットにも対応する「美味しさ追求型カスタマイズサービス」を評価
有機野菜などのインターネット販売を手掛けるオイシックス・ラ・大地は3月9日、投資子会社のFuture Food Fundが運営するフードイノベーション領域に特化したCVCファンド「Future Food Fund 1号」が、消費嗜好や健康需要に合わせて消費者と冷凍宅配食をマッチングするDELIPICKS(横浜市)に2022年12月、投資したと発表した。
アレルギーや糖質カットにも対応する「美味しさ追求型カスタマイズサービス」を評価した。具体的な投資額は開示していない。
「Future Food Fund 1号」の新規投資は今回の案件で完了した。今後は新たなファンドを組成し、投資を継続する方針。
Future Food Fundは食のスタートアップ企業へ投資を実行することで、より多くの人がより良い食生活を楽しめる未来の実現に貢献することを目指す。
新規投資先のDELIPICKSが提供しているサブスクリプションサービスは、消費者の嗜好や健康需要に合わせて食事メニューをマッチングし、自分に合った食事メニューが自宅へ届くようサポートしている。家庭で調理しなくても自分に合った食生活を送ることができるのがメリット。
DELIPICKSが開発しているプラットフォームは消費者と商品をマッチングするシステム、賞味期限がばらばらな具材の需要予測、全国各地のサプライチェーン設計とオペレーションの自動化で、最適なマッチングが期待されている。
(藤原秀行)※いずれもオイシックス・ラ・大地提供