実際の風景写真をシームレスに確認可能
ナビタイムジャパンは3月22日、荷物配達専用のアプリ「配達NAVITIME」で同日、配達先の検索・確認機能を大幅に強化したと発表した。
全国約3800万件の「建物名検索」に対応し、ビル内の「テナント名検索」も可能にしたほか、建物の入口位置を地図上に表示し、そこまでのルート案内にも対応。米アップルのiPhoneの機能「Look Around」に対応し、地点の実際の風景をアプリ上で確認できるようにした。
配達先の検索・確認機能を強化することで、配達リストの迅速・正確な登録や、配達先周辺の実際の風景を確認して迷うことなく配達できるようサポートし、配達ドライバーの業務効率化や労働環境向上を後押ししたい考え。
「建物名検索」は配達先検索時に、ビルやマンションなどの建物名や、ビル内のテナント名を入れるだけで、配達先を検索できるようにした。建物名は住宅地図に記載のある建物をカバーしており、細かい住所を入力しなくても配達先を簡単に登録できるため、短時間で多数の荷物の「配達リスト」を作成できるのがメリット。
また、全国約3800万件の建物全てに対し、建物の入口に近い適切な到着地点を地図上で確認できるようにし、その地点までルート案内もできるよう改良した。
地図画面上や、配達リストの各地点画面上の「360°ビュー」ボタンを押すと、Appleの「Look Around」に収録されている、地点周辺の実際の風景写真をアプリ上で確認できるようにした。出入口周辺の実際の風景を確認しながら、入口の正確な位置や、距離などを事前に確認し、迷わずに配達できるようサポートする。
なお、Android OS向けアプリや「Look Around」に収録のない地点では、これまでと同様にGoogleの「ストリートビュー」へ遷移し、地点周辺の風景写真を確認することが可能。この機能は無料で使える。
(藤原秀行)※写真はナビタイムジャパン提供