PALTACと佐川、災害やドライバー減でも生活必需品の供給可能な流通基盤構築へ連携

PALTACと佐川、災害やドライバー減でも生活必需品の供給可能な流通基盤構築へ連携

CO2排出削減などでも協力

PALTACと佐川急便は3月31日、化粧品や日用品、一般用医薬品などの生活必需品を安定的に供給するための強固な流通基盤構築に向け、同日付で「サステナブル・ロジスティクス連携協定に向けた基本合意」を締結したと発表した。

トラックドライバー不足の深刻化や温室効果ガス排出削減の社会的要請の強まりなどを踏まえ、両社で連携を強化。双方が保有する物流・配送拠点や既存配送事業者様を含めた配送ネットワークを活用し、物流の持続性を高めるのが狙い。

ドライバー不足の環境下や災害発生時でも商品を供給できる体制の整備などを目指す。運送効率化によるCO2の排出削減にも取り組む。

基本合意の概要は以下の通り。

1.流通業界(製・配・販のサプライチェーン)における持続的な物流インフラの構築
①物流の2024年問題をはじめ、様々な課題に対応し得る物流の構築
②災害時も商品供給を持続し得る物流のBCP対策
③CO₂排出量の削減に向けた取り組み

2.PALTACと佐川急便のお互いのノウハウを生かした物流最適化
①既存配送事業者を含む物流インフラの活用によるサプライチェーンのさらなる効率化
②業界他社との共同物流、共同配送の推進
③異業種との連携・協働による業界の垣根を超えた物流の最適化
(相互補完効果・スケールメリット最大化の追求)

(藤原秀行)

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