コロナ禍の受注数30%増が契機、1件当たりの出荷時間2割削減に成功
ロジザードは5月16日、クラウドで提供している倉庫管理システム(WMS)「ロジザードZERO」を、ホームセンター大手のコーナン商事が採用し、EC物流の生産性向上に貢献したと発表した。ロジザードの自社ホームページで事例を紹介している。
(ロジザード提供)
コーナン商事は2020年夏、新型コロナウイルス感染拡大を受けた“巣ごもり需要”の増大で、ECの受注数が30%増と急激に膨らんだため、ECサイト再構築のプロジェクトをスタート。EC専用出荷センターの体制見直しに伴い、ロジザードZEROの機能面や営業担当者・導入SEのレスポンスの高さや提案力を評価し、「ロジザードZERO」の採用に踏み切った。
導入後、自動梱包機との連携をはじめ、様々な取り組みや仕組みの変更・修正を推進し、1件当たりの出荷時間を2割削減するなど、受注増に耐えられる出荷体制の構築を果たした。
ロジザードは、コーナン商事のコメントとして「受注が急激に増えて応援のスタッフを呼んだ際に誰でもピッキングから出荷業務に入れるような体制など、受注数の増加に耐え得る体制の見直しを行うことになった」と説明。
「ピッキングリストなど帳票の出し分け設定がかなり細かくできること、優先順位を設定できることで、帳票印刷後の手仕分けにかかる時間を大幅に削減できた。目視による仕分けやチェックが不要になったため、ミスも大幅に減った」と評価しているという。
(藤原秀行)