弾道ミサイルか、政府は強く自制求める
政府は5月29日朝、北朝鮮が「人工衛星」を5月31日から6月11日の間に打ち上げると表明したと発表した。
北朝鮮が打ち上げを通告してきたのは5月31日の午前0時から6月11日午前0時の間。海上保安庁によれば、黄海、東シナ海、ルソン島の東を指定しているという。
政府は「衛星」と称した弾道ミサイルの打ち上げとみており、海上保安庁が航行警報を出し、海運業界などに警戒を呼び掛けている。
岸田文雄首相は5月29日未明、関係省庁に対し、北朝鮮の「人工衛星」打ち上げ通告を受け、情報の収集・分析に万全を期して国民へ適切に情報提供を行うとともに、米国や韓国など関係諸国と連携し、北朝鮮に発射しないよう強く自制を求めることなどを指示した。
（藤原秀行）
