「配達NAVITIME」が業界初、自転車と原付バイクのナビに対応

「配達NAVITIME」が業界初、自転車と原付バイクのナビに対応

フードデリバリーなど宅配需要増加を考慮、高速道路への誤進入防止も

ナビタイムジャパンは6月21日、配達員の業務をサポートする専用アプリ「配達NAVITIME」で同日、配達業務用アプリとしては初めて、自転車と原付バイク(第一種原動機付自転車、排気量50cc以下・特定原付を除く)、第二種原動機付自転車(排気量50cc超125cc以下)に対応し、各車両の交通規制などを考慮した専用のルート検索やナビゲーションが可能になる機能の提供を始めたと発表した。

設定画面で「配達車両」(自動車/原付バイク/自転車)を選択することで、各車両に合ったルート検索・ナビゲーションが可能。自社で整備した二輪車の交通規制データから、自動車専用道を避けるなど、各車両専用のルートを検索、走行中には自転車や原付バイクの事故多発地点を注意喚起するなど、安心・安全に運転できるナビゲーションを実施する。

設定中の車両は、地図トップ画面上でもアイコンで確認できる。

出前やフードデリバリーなど、自転車やバイクによる宅配需要が増加しているのを受け、機能を拡充した。

自転車やバイクの高速道路への誤進入が社会課題となっているのを踏まえ、自転車・原付バイク設定時には、高速道路は通らないなど車両に合わせた専用のルート検索とナビゲーション機能で安心・安全な配達をサポート、事故削減への寄与を目指す。

自転車用ルート
高速道路や自動車専用道路など自転車の交通規制を考慮し、自転車が通れる道だけを使った自転車専用ルートを検索。小回りが利く車両特性や安全面から、大通りを避けた「裏道優先」ルートも提案する。

原付バイク用ルート
原付一種と原付二種に対応し、アンダーパスやトンネル、高速道路など原付バイクでは基本的に走行できない道を避けるなど、原付バイク専用ルート検索・ナビゲーションが可能。排気量別の規制も考慮し、原付一種設定の場合は排気量50cc以下通行禁止を通らないようにし、原付二種設定の場合は小型自動二輪車に合ったルートに対応する。

また、二段階右折の有無を音声と地図上の標識アイコンで案内し、視覚的にも判断できるよう工夫している。3車線以上の道路や二段階右折の標識が設置された交差点では、二段階右折の音声案内と地図上のアイコンで案内。二段階右折禁止の標識にも対応し、二段階右折をする必要がない交差点も分かるようにしている。

併せて追加した新機能
フードデリバリーは宅配便とは異なり、配達を終えるごとに次の荷物引き取り先や配達先が新たに加わるケースもあるため、「配達リスト」に登録をしなくても、配達先を入力してすぐにナビゲーションを開始できる機能も追加する。

(藤原秀行)※いずれもナビタイムジャパン提供

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