日本GLP、神奈川・平塚で3.7万㎡のマルチ型物流施設竣工

日本GLP、神奈川・平塚で3.7万㎡のマルチ型物流施設竣工

「置き配バース」導入、2024年問題に対応

日本GLPは7月3日、神奈川県平塚市で延床面積3万7280㎡の新たなマルチテナント型物流施設「GLP平塚Ⅱ」が竣工したと発表した。地上4階建てのボックス型で、最大2テナントが入居可能。

「平塚Ⅱ」と今年8月に竣工予定の「GLP平塚Ⅲ」は、平塚市の都市構造の骨格となる「北の核」として位置付けられるツインシティ大神地区土地区画整理事業施行地区内に建設。同地区は新しい産業や都市機能の集積とともに、周辺環境と調和した環境共生モデル都市の形成を目指しており、現在既に物流施設や大型商業施設の開業によって広域的な交流連携が促進されている。


「GLP平塚Ⅱ」外観

新東名高速道路の厚木南ICから約1.5km、東名高速道路の厚木ICから約3.0kmに位置し、新東名高速道路の開通で関東、関西、中部地方へのアクセスが向上。圏央道の延伸により横浜港へも約35分と利便性の高いエリアに立地している。

関東全域と福島、新潟、長野、岐阜、愛知、三重など合計15都県に4時間以内で到達することが可能という。広域エリアへの配送中継地としての利用も想定している。

防火区画を分けた際、どの区画にも垂直搬送機もしくは荷物用エレベーターを設置することで、荷主・転貸先が複数ある場合もオペレーションしやすい建物設計を実現。雨天時にもオペレーションしやすいようにインナー車路を設置している。

併せて、トラックドライバーの長時間労働規制強化に伴う物流現場の混乱が懸念されている「2024年問題」を踏まえ、24時間無人でも荷物の入出庫が可能な「置き配バース」を導入。トラックの待機時間解消と輸送コストの削減・効率化を後押しする。

施設内では庫内窓の設置や、バイオフィリックデザイン[2]を意識した緑あふれる内装を施し、最寄りの公共交通機関からの通勤アクセスを整えるなど、快適な就労環境を提供できるよう配慮している。

太陽光発電設備や全館LED照明の採用、人感センサーの導入で省電力化と電気代削減をサポートする。Green Building 認証、CASBEE Aランク、BELS、Nearly ZEB認証取得など、ESG/SDGsの対応を実現している。


広域図


周辺図

■施設概要
施 設 名:「GLP 平塚 II」
所 在 地:神奈川県平塚市大神
敷 地 面 積:17,800.64 ㎡
延 床 面 積:37,280.55 ㎡
構 造:地上4階建て、鉄骨造
着 工:2022 年 6 月
竣 工:2023 年 6 月
認 証 取 得:CASBEE A 認証(予定)、BELS(予定)、Nearly ZEB 認証(予定)

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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