情報データ活用、新たなサービス創出など目指す
AIや量子コンピューターの開発を手掛けるKandaQuantum(カンダクオンタム)は7月11日、文章や画像を自動で作る生成AIと膨大な量の計算を高速で処理できる量子コンピューターを活用した新たなビジネスチャンスの創出を目指し、寺田倉庫と資本・業務提携で合意したと発表した。
資本提携の具体的な内容は開示していない。
両社は生成AIと量子コンピューターの技術を生かすことで、膨大なデータから必要な情報だけを瞬時に取り出すことができ、顧客データの管理や分析などにおいて業務効率の向上が可能になると想定。
寺田倉庫は、従来の倉庫業の枠組みを超え、預かった物の価値を高めて後世に引き継ぐための保存や修復、空間活用のノウハウを活かした文化発信の拠点運営など幅広い事業を推進しており、取り扱う情報データは多岐にわたっている。
両社が協力することで、情報データを生かした新たなサービスを構築したり、顧客の業務効率化をサポートしたりすることなどを目指す。
(藤原秀行)