事業者のサポート強化
配達スタットの業務支援アプリ「TODOCUサポーター」を手掛けるスタートアップの207は7月21日、新たに軽貨物の管理業務に必要な機能を備え、インボイス制度制度にも対応したクラウドサービス「トドククラウド インボイス」の提供を同日、開始したと発表した。
「TODOCUサポーター」の提供に加えて、207は自社で軽貨物事業「トドク便」を運営。同事業で様々な課題に直面した。具体的には、配送員の管理、シフトの管理、配送実績の管理、車両の管理、請求/支払いの管理など、多岐にわたる管理業務が必要となることを実感したという。
現状は各軽貨物事業者がそれぞれに工夫を凝らして各業務を遂行しているが、手動でのデータ管理やいまだ十分に進まないデジタル化により、労働環境の悪化という業界全体の共通課題に直面している。「2024年問題」への対応も必須となっている中、207は業務効率化の重要性が高まっていると判断。新サービスの提供にこぎ着けた。
207は新サービスの活用で、管理業務の工数を最大で50%削減することが可能になると見込む。
■サービスの特徴
▼請求書・支払明細発行
案件登録、配送員情報の登録、稼働管理を日々行うと、各情報を基に、ワンクリックだけで請求書や支払明細書の発行が可能になる。月末の経理業務の時間を大幅に短縮し、、業務効率化に大いに貢献できるとみている。
▼TODOCUサポーターとの日報連携
ドライバーは「TODOCUサポーター」を通じて日報を送信することが可能。送信した日報は稼働実績として自動的に蓄積し、管理者は内容を承認するだけで、すぐに売り上げや報酬を確認できる。時間をかけてデータを集計したり、確認したりする必要がなくなり、業務の効率化が一層進むと想定している。
▼インボイス制度対応
2023年10月から開始されるインボイス制度にも完全対応しています。インボイス制度に対応した請求書を発行することが可能であり、また、請求先や支払先の『適格請求書発行事業者登録番号』の有効性も確認できます。これにより、業務の効率化と合わせて、税務上のコンプライアンスも確保することができます。
(藤原秀行)※いずれも207提供