加藤産業、シンガポールの加工食品・日用雑貨卸を買収

加藤産業、シンガポールの加工食品・日用雑貨卸を買収

アジアでの事業展開加速

加藤産業は8月29日、シンガポールで加工食品や日用雑貨の卸売を手掛けるTeo Soon Seng(テオ・スーン・セン、TSS)の株式を取得すると発表した。

加藤産業は経済成長に伴って小売市場が拡大しているアジア地域をターゲットに据え、食品流通事業の展開と基盤構築を推進している。

その一環として、シンガポールでは既にNaspac Marketing(ナスパック・マーケティング)が事業を展開しているが、さらにTSSも傘下に収め、流通チャネルと取扱商材の拡大を目指す。具体的な株式の取得額や取得割合は開示していない。

TSSは1994年設立。2023年3月期の売上高は7138万9000シンガポールドル(約76億3900万円)に上る。

(藤原秀行)

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