トルビズオンとミライステラス、農地上空のドローン空路開拓へ提携

トルビズオンとミライステラス、農地上空のドローン空路開拓へ提携

災害時に迅速な情報収集可能に

ドローン空路整備事業を手掛けるトルビズオンは9月6日、自給自足のシェアリングエコノミー普及などを手掛けるミライステラス(長崎市)と、農地の上空を活用したドローン空路の開拓で業務提携したと発表した。

トルビズオンが展開している、ドローンが安全に飛行できる空路の構築を支援するサービス「S:Road」を活用する。

両社はシェアリングエコノミー協会が主催するイベント「シェアエコ☆ピッチ交流会 in 福岡」で共通のビジョンを共有、業務提携に踏み切った。

災害が発生した際、ミライステラスが管理する棚田やその周辺の土地に関する詳細な情報を活用してドローンを飛ばし、被害の状況や安全なルートの確認を迅速に行えるようにする。地域住民や関連機関へ迅速に必要な情報を提供、救援活動の効率化や安全確保につなげられると見込む。

また、「S:Road」を使い、ミライステラスと自治体が協力して定期的な災害対応のドローン訓練を実施。実際の災害時に迅速かつ的確な対応ができる体制の構築を後押しする。地域住民や関連企業と情報を密に共有し、ドローンを活用した新事業開発につなげていくことなども想定している。

トルビズオンが今年6月に全国展開を始めた、空の道構築で連携する「スカイディベロッパー」に加盟したのは、今回が全国で第三弾となる。ミライステラスは自社が管理する棚田をフィールドとして、ドローンを活用したさまざまなビジネス展開を企画している。

(藤原秀行)※トルビズオン提供

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事