歩行時間平均40％、作業時間は30%削減の効果確認
ラピュタロボティクスは9月27日、安田倉庫が厚木営業所（神奈川県伊勢原市）で、ラピュタの協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を本導入したと発表した。
AMRと協働ピッキングをしている様子
安田倉庫はDX事業推進室を新設し、さまざまな物流課題解決のため、自動化ソリューションを活用した省人化・省力化を推進。2022年11月には、本導入した場合と同じサービス品質、条件で実際にAMRを活用し、厚木営業所でAMRが作業スタッフと最適に連携できているか、また生産性が向上されるかを確認できる体験本導入プログラムを採用した。
その結果、平均で歩行時間を40％、作業時間を30％それぞれ削減できたため、安田倉庫は本導入に移行することを決めた。
具体的には、厚木営業所は旧来、約1500㎡のピッキング・保管エリアでカートを使ったシングルピッキングをしていたが、ラピュタPA-AMR導入に伴いマルチオーダーピッキングに切り替え、荷下ろし場までの運搬をラピュタPA-AMRに任せたことで、走行距離短縮などの効果を得られた。
ラピュタPA-AMRから得られるデータから作業スタッフの生産性を可視化、個別フォローに活用することで、結果として全体のピッキング効率を底上げすることに成功したという。ほかにも渋滞が発生している場所のデータを分析、一部レイアウトの変更を行うなど、継続的な改善活動の一環としてAMRデータを活用している。
（藤原秀行）※いずれもラピュタロボティクス提供
