導入時のファイナンスなどで利用者をサポート
三菱HCキャピタルとフードロス解消に取り組むZEROは9月29日、資本・業務提携契約を締結したと発表した。
両社が連携し、ZEROが手掛ける無人販売機「フードロス削減ボックス fuubo(フーボ)」の導入を促進、国内におけるフードロス改善とCO2排出量削減への貢献を目指す。具体的な出資額は開示していない。
fuuboはパッケージ変更などで販売できなくなった食品を安価に仕入れ、fuuboで販売している。賞味期限が近くなれば価格を下げ、販売を促進する仕組み。
提携に伴い、三菱HCキャピタルはfuuboの営業支援、導入時のファイナンス提供、オペレーションサポートなどを担う予定。両社はさらに、デジタルサイネージ(電子看板)やWeb広告を活用した広告収入モデルの構築、利用者データの収集や食品メーカーへの提供、CO2削減効果のクレジット(排出権)創出支援なども後押しする。
「fuubo」の仕組み
フードロス削減ボックス「fuubo」
(藤原秀行)※いずれもZERO提供