ユニ・チャームが大人用紙おむつのサイズ縮小、トラック積載効率改善を想定

ユニ・チャームが大人用紙おむつのサイズ縮小、トラック積載効率改善を想定

10tで年間1000台分減らせると見込む

ユニ・チャームは10月25日、大人用紙おむつの新商品「ライフリー うす型軽快パンツ」に関し、圧縮してサイズを小さくしていると発表した。トラックへの積載効率向上につながると見込んでいる。11月中旬から全国で順次発売予定。

新商品はウエストの部分で糸ゴムと不織布を接合する際、従来の接着剤に代わり、超音波で発生する熱を使って接着する新技術を採用。不織布の柔らかさは維持しながら、締め付けられる感じを軽減し、はき心地を改良するとともに、より軽い力でパンツを引き上げられるようにしている。

さらに、超音波を活用した接合を使うことで、包装の際にパンツを圧縮しても接着剤がしみ出す心配がなくなり、パッケージの幅を1割以上圧縮することができたという。奥行きと高さは変わっていない。

段ボールのサイズも従来品からサイズを1割以上縮小することに成功。10tトラックの場合、年間で約1000台分の使用を減らせると試算している。


新商品(左からS24枚、M22枚、L20枚、LL18枚)


サイズ縮小のイメージ(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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