リアルタイムで状況把握、実行計画へのフィードバック可能に
NTTデータグループのコンサルティング会社クニエは11月8日、Anaplanジャパン、NTTデータ、キナクシス・ジャパン、project44と連携し、Google Cloudを活用したサプライチェーンマネジメント(SCM)業務の高度化を支援するサービスの検討を始めると発表した。
5社が持つ知見やソリューションを組み合わせ、自社外情報を含むエンド・ツー・エンドでのデータ連携、可視化、分析、計画、シミュレーションなどを可能とするシステムの開発を目指す。上流から下流まで多岐にわたるSCM業務に関わる課題解決や、データに基づく迅速な意思決定を後押しすることを目指す。サービス提供は2024年の開始を見込む。
本共同検討では、各社が保有するソリューションとノウハウを組み合わせることで、SCM業務全体の利便性を高め、SCM業務を担う各企業、自社外含めたサプライチェーン参加者のSCM運営の高度化に寄与するシステムとすることを念頭に置いている。複数のプラットフォーム、ソリューションを組み合わせ、単一のプラットフォームやソリューションではできなかった、統合的なソリューションの実現を図る。
各社ソリューション連携イメージ(プレスリリースより引用)
現時点では、自社とサプライヤー、顧客を巻き込んだエンド・ツー・エンドでのサプライチェーン情報の可視化、グローバル全体での将来のサプライチェーン計画立案、金額・ESG観点でのマネジメントとシミュレーション、サプライチェーン計画と経営管理の融合を実現することを想定している。
さらに、リアルタイムなグローバルロジスティクス実行状況の把握と、計画へのフィードバック、ステークホルダー間での円滑なデータ連携なども実現していきたい考え。
(藤原秀行)