フリマアプリから案件探し可能に、24年初春のサービス開始目指す
メルカリは11月13日、2024年初春に単発・短時間の雇用契約による新しい働き方を提供するスポットワーク事業へ参入すると発表した。
本業や家事などの“スキマ”の時間を活用して働ける求人プラットフォーム「メルカリ ハロ」を展開する。サービスの開始に先駆け、同日に「メルカリ ハロ」で働く人を募集したい求人募集パートナーの先行受付を開始した。倉庫の梱包作業など物流関係の仕事も対象になるとみられる。
スポットワーク事業への参入を通じて、中核のフリーマーケット（フリマ）や決済サービスから業容の拡大を図る。同事業はフリマアプリ「メルカリ」を通じて簡単に仕事を探せるようにする。
将来はメルカリが手掛けているフリマや決済など各種既存事業と組み合わせ、働いた給与を即時に「メルペイ」で受け取り、「メルカリ」や日常の買い物の決済や「メルカード」の支払いに活用する、働くことで得た”信用”を実績としてメルカリに反映させていくといったシナジーの創出を検討する。
「メルカリ ハロ」は、2024年初春に首都圏の一部エリアからのサービス開始を目指して開発を進め、順次全国へと展開してまいります。今後の展開にあたっては既存事業とのシナジーを最大限に追求していく方針です。グループ会社の株式会社メルペイを通じて、給与デジタル払いを実現し、「メルカリ ハロ」をご利用いただいた際、「メルペイ」で給与を受け取れる体験を提供することを目指します。
（藤原秀行）※いずれもメルカリ提供
