いちごとJR九州、バス+新幹線で宮崎県産の新鮮食材を博多まで即日輸送する実証実験

いちごとJR九州、バス+新幹線で宮崎県産の新鮮食材を博多まで即日輸送する実証実験

野菜やフルーツなど取り扱い

不動産運用を手掛けるいちごは12月19日、JR九州と連携し、JR九州バスと九州新幹線を組み合わせた新たな物流ルートを使い、いちごが運営する「みやざきサンクスマーケット」(宮交シティ内)の宮崎県特産品を即日輸送で福岡に届け、「つばめマルシェ@博多」で販売する実証実験を同日行ったと発表した。

みやざきサンクスマーケットは「宮崎の生産者と食材に感謝。みやざき26郷土食の良食市場。」をコンセプトに掲げ、宮崎県内で生産された新鮮な野菜やフルーツをはじめ、宮崎県内26の全ての市町村から厳選した加工品も集めて販売している。

宮崎県内の食材や土地の魅力を消費者へつなぐことを目指し、阪急百貨店や阪神百貨店など宮崎県外の催事で県商品の販売企画・運営などに努めてきた。

JR九州は九州新幹線や特急列車を活用した「貨物輸送サービス」を実施。他の交通機関と新幹線を組み合わせることで、新幹線停車駅から離れた地域の逸品も即日輸送できる物流ルートを構築し、リードタイム短縮を図るとともに、トラックドライバー不足、CO2削減、地域産品の消費拡大といった地域課題の解決を図っている。

実証実験は、いちごがみやざきサンクスマーケットで選定した宮崎県の逸品を、宮交シティから新八代駅までJR九州バス(B&Sみやざき)、新八代駅から博多駅までを九州新幹線(つばめ316号)でつないで即日配送し、博多駅の「つばめマルシェ@博多」に搬入、販売した。

積載時および販売までの所要時間をはじめ、積載方法や振動状況の確認、ニーズの調査などを検証する。


みやざきサンクスマーケットの食材とつばめマルシェ@博多の様子


宮交シティバス乗り場(左)、新八代駅行のB&Sみやざき(右)

(藤原秀行)※いずれもいちご提供

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