道路の寸断考慮
JR貨物と全国通運連盟は1月4日、能登半島地震で被災した自治体に対し、企業などからの救援物資を無償で輸送すると発表した。
能登半島は地震で土砂崩れが起きるなどして、道路が寸断され復旧に時間を要していることから、鉄道を利用して迅速に救援物資を届けられるよう支援するのが狙い。企業などに利用を呼び掛ける。
12ftコンテナ1個単位（5t以内）で輸送する計画。全国のコンテナ貨物取り扱い駅から被災した自治体の最寄りのコンテナ貨物取り扱い駅まで鉄道で運ぶ。発送者や受け取り手とコンテナ貨物取り扱い駅の間のトラック輸送は同連盟の利用運送事業者が担う。
輸送先の対象は救援物資の受け入れを表明している被災自治体で、受け取りを承諾していることなどが条件。同日以降、準備が整い次第、当面の間無償輸送を続ける予定。
（藤原秀行）
