斉藤国交相が表明、パイロットと管制官に注意喚起の仕組み強化などテーマに
斉藤鉄夫国土交通相は1月9日、閣議後の記者会見で、羽田空港で起きた日本航空(JAL)機と海上保安庁機の衝突・炎上事故を受け、事故防止策を議論する検討委員会を近く立ち上げることを明らかにした。
検討委は事故原因の究明に当たっている運輸安全委員会が調査報告書を取りまとめるより前に、外部の有識者も交えて議論を開始することを想定。斉藤国交相は1月12日に検討委の顔ぶれなど詳細を公表する考えを示した。
検討委では具体的なテーマとして、パイロットと空港の管制官へ注意喚起する仕組みの強化、交信方法の見直しの必要性などを取り上げる見通し。
斉藤国交相は「最終的には運輸安全委員会の事故調査報告も踏まえ、抜本的な安全・安心対策を講じていきたい」と語った。
(藤原秀行)