YEデジタル、飼料輸送の効率化後押しする新サービス提供を3月開始へ

YEデジタル、飼料輸送の効率化後押しする新サービス提供を3月開始へ

タンク残量を可視化し農家と補充日調整可能に、最適な輸送ルート表示も

YE DIGITAL(YEデジタル、旧安川情報システム)は1月25日、飼料タンク残量管理ソリューション「Milfee(ミルフィー)」の新サービスとして、飼料流通合理化を支援する「Milfeeデリバリー」の提供を今年3月に始めると発表した。

「Milfeeデリバリー」は、飼料輸送エリアにあるタンク残量を可視化し、事前に飼料補充日の調整を可能にするとともに、最適な輸送ルートを表示して運送会社の輸送効率化を後押しする。

運送会社は飼料輸送に関し、農家の発注を受けてから担当地域の輸送計画を立てている。農家からは週の最初と週の終わりの補充日指定が多く、輸送タイミングに偏りが生じているのが課題だった。「2024年問題」も踏まえ、運送会社の飼料輸送効率化を後押しすることにした。

タンク残量を可視化することで、運送会社から飼料残量が少なくなってきている周辺地域の農家に発注を促せるため、事前に農家と飼料補充日の調整を行えるようになると見込む。

<<提供予定機能>>
①飼料輸送エリアのタンク残量を可視化
・任意に設定したアラート値を基準とした飼料残量レベルを表示
・情報を取得したいタンクのみを表示させることが可能

②飼料タンクへの最適な輸送ルート表示
・出発地点から各タンクを回り、出発地点に戻るルートを表示


飼料輸送エリアにあるタンク残量の可視化・最適な輸送ルート表示イメージ(いずれもYEデジタル提供)

(藤原秀行)

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