エア・ウォーター、ラピダスの北海道工場向け半導体材料輸送で取りまとめ業者に選定

エア・ウォーター、ラピダスの北海道工場向け半導体材料輸送で取りまとめ業者に選定

三重・亀山の物流センターを中継基地に

エア・ウォーターは2月1日、最先端半導体の国産化を目指しているRapidus(ラピダス)から北海道千歳市に建設する半導体工場(Innovative Integration for Manufacturing、IIM)のパイロットライン向けに、特殊ガスや特殊ケミカルをはじめとした半導体材料の本州~北海道間輸送を手配する取りまとめ業者の1社に選定されたと発表した。

エア・ウォーターグループで西日本地域の物流を担う西日本エア・ウォーター物流の亀山物流センター(三重県亀山市)が関西・中部エリアにおける輸送の中継基地となることが決定。グループ総合力を発揮した半導体工場向けロジスティクスサービスを開始する。

ラピダスは全国のサプライヤーから調達した半導体材料を、各地に設けたターミナルに集めた後、貨物の取りまとめを行い、鉄道・船舶によるモーダルシフトで北海道へ半導体材料のグリーン化輸送を行う予定。

今後は北海道でのロジスティクス、特にIIMから排出される半導体材料の再利用・再資源化のための輸送・供給体制についても、ラピダスと協議を進め、ラピダスが掲げる“真のグリーン化のイノベーション”を推進していきたい考え。


輸送イメージ


亀山物流センターの外観


危険物倉庫(いずれもエア・ウォーター提供)

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事