イオン九州がシノプスの需要予測型自動発注サービスを250店舗に導入へ

イオン九州がシノプスの需要予測型自動発注サービスを250店舗に導入へ

販売機会損失回避と値引き・廃棄ロス低減を両立

シノプスは2月27日、イオン九州が運営しているGMS(総合スーパー)とSM(スーパーマーケット)250店舗で、総菜に特化したシノプスの需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD 惣菜」を採用すると発表した。2月28日以降、各店舗へ順次導入する。


(シノプス提供)

イオン九州は2013年から需要予測型自動発注サービスのパッケージ製品「sinops-R5」など、複数のsinopsシリーズを導入済み。日配品やグロサリーなどのカテゴリーで稼働している。

これまでは日配品用のロジックで総菜も自動発注しているが、より高精度な需要予測が可能な、総菜に対象を絞り込んだ「sinops-CLOUD 惣菜」の活用に踏み切り、販売の機会損失の回避と値引き・廃棄ロス低減の両立を目指す。

「sinops-CLOUD」は需要予測・自動発注を軸としたクラウドサービスを1カテゴリー・1機能・1店舗から、必要な機能を必要なときに低価格で導入できるのが特徴。

在庫情報をリアルタイムで収集する「リアルタイム在庫」や45日先までの客数を予測する「客数予測」、販売実績や天気予報などのさまざまなデータから、店舗に合わせた発注数をAIが算出する自動発注サービスのほか、総菜の値引き率・タイミングをAIが導き出す「AI値引」なども取り揃えている。

(藤原秀行)

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