国内外で提供を検討へ
関西電力は3月4日、韓国で航空機リースを手掛けるSolyu Company(ソリュー・カンパニー)と「空飛ぶクルマ」用充電設備に関する業務提携契約を締結したと発表した。
両社はSolyuが所有する空飛ぶクルマの機体や関西電力が開発を進めている充電設備を国内外で提供していくことなどを検討する。
関西電力は既に、SkyDriveやVertical Aerospace(ヴァーティカル・エアロスペース)といった国内外の機体メーカーと連携し、空飛ぶクルマ用充電設備の開発を進めている。
複数の空飛ぶクルマメーカーに適応した汎用的な仕様・設計の充電器・水冷機を開発・提供することや、離発着場の充電インフラ(受変電設備、充電器など)を検討から導入、保守・管理まで一気通貫でサポートすること、エネルギーマネジメントシステムと接続して再生可能エネルギー由来の電力を用いて充電、カーボンニュートラルを達成することなどを想定している。
Solyuは2023年、SkyDriveと米EVIATION(アビエーション)からそれぞれ50台ずつ空飛ぶクルマを購入する予約契約を締結している。関西電力の充電設備も活用したい考えだ。
(藤原秀行)